FX初心者は、どんな失敗をするのかな?
失敗しないための対策も教えて!
初心者はどうやってFXを始めればいい?
この記事を読むと、上記の疑問や悩みを解決できます。
この記事では、FX初心者がやりがちな失敗のパターンを20にまとめ、それぞれの対策も紹介します。
また、失敗を避けるためのFXの始め方や、効果的な勉強方法、初心者にぴったりの口座も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
この記事をしっかり読んで学べば、大きな損をするリスクを減らしながら、少しずつ利益を出せるようになりますよ。
まずはFXについて復習!

FXは「Foreign eXchange(フォーリン・エクスチェンジ)」の略で、日本語では「外国為替証拠金取引」と呼ばれます。
これは、異なる国の通貨を売買して、その差額で利益を得る投資の方法です。
たとえば、円でドルを買って、後で高くなったドルを売ることで利益が出ます。
FXにはいくつかの特徴があり、他の投資方法と比べると、初心者でも始めやすいというメリットがあります。
・平日24時間トレードできる
・少額(4千円程度)から始められる
・外貨預金や株式投資に比べて手数料が安い
・インターネット環境があればどこでもトレードできる
・最大25倍のレバレッジがかけられる
そこで気になるのが、実際にFXで勝っている人と負けている人の割合ですよね。
金融先物取引業協会のデータによると、FXで利益を出しているトレーダーは全体の60.3%、一方で損をしているトレーダーは39.7%となっています。
この数字からも分かるように、しっかり勉強して正しく取り組めば、FXで利益を出すことも十分に可能です。
初心者の9割は負けると言われている
あれ?勝っているトレーダーの方が多いのね。
9割が負けると聞いたことがあるけど、それはウソなの?
いえいえ、そんなことはないんです。
先述したデータはFX経験が1年以上~5年以上のトレーダーが81.4%を占めていて、1年未満~1ヵ月未満の割合はたったの18.6%
FXトレーダーでありYouTuberとしても人気のJINさんによると、初心者のうち約70〜90%が実際には負けてしまっているそうです。
つまり、多くの初心者が「勝てる」と思って始めたのに、現実はうまくいっていないということですね。
では次の項目では、なぜそんなに多くの初心者が負けてしまうのか、その具体的な失敗例を見ながら、
どうすれば同じ過ちを防げるのか、その対策もあわせて学んでいきましょう。
FX初心者の失敗20選とその対策

FX初心者の失敗を20個にまとめてみました。
①FXの勉強をしない
②FX会社選びがテキトー
③生活費を使ってしまう
④資金管理を怠る
⑤高レバレッジによるトレード
⑥証拠金維持率が低い
⑦感情に左右される
⑧ギャンブルトレード
⑨ポジポジ病
⑩トレードルールを作っていない
⑪通貨ペアの特徴を知らない
⑫誤った情報収集
⑬トレードに根拠がない
⑭ポジションを翌日に持ち越す
⑮ファンダメンタルズ分析をしない
⑯損切りをしない
⑰利確タイミングが早い
⑱得意なテクニカルを持っていない
⑲海外口座を使う
⑳取引ツール詐欺に遭う
「こんなに失敗例があるのか!」と聞くと、不安になってしまうかもしれません。
でも安心してください。この記事では、それぞれの失敗に対する具体的な対策もしっかり紹介しています。
一つ一つ丁寧に解説していくので、焦らずにゆっくり読み進めていきましょう。
失敗を知ることは、成功への第一歩です。
FXの勉強をしない
FXの勉強をせずにいきなりトレードを始めると、ほとんどの場合は大きな失敗につながります。
というのも、知識がないまま始めると「ギャンブルのようなトレード」になってしまい、最終的には資金が尽きて相場から退場することになるからです。
正しいトレードのやり方を学んでいなければ、リスクの高い取引をしてしまいがちです。
たまたま1〜2回は勝てるかもしれませんが、長く安定して勝ち続けるのはほぼ不可能です。
だからこそ、まずはしっかり勉強して基礎を身につけることが何より大切なんです。
勉強せずに受験に受かるだろうか?
練習せずに試合で勝てるだろうか?
FXも同じですよ。
知識を学び、デモトレードで練習
このような失敗を防ぐための対策として、まずはFXの基礎知識からしっかり学ぶことが大切です。
専門用語、FXの仕組み、注文の出し方、チャートの見方や分析方法など、覚えることはたくさんありますが、焦らず一歩ずつ勉強していきましょう。
そして基礎を一通り学んだら、次は実践のステップです。
FXには「デモトレード」という、実際にお金を使わずに取引の練習ができる機能があります。
まずはこのデモトレードを活用して、学んだ知識を実際に試しながら、トレードの流れや感覚をつかんでみてください。
FX会社選びがテキトー
どのFX会社を選ぶかもとても重要で、適当に決めてしまうと失敗の原因になってしまいます。
なぜなら、自分に合っていないFX会社を使うと、思うようにトレードができなかったり、余計な損をしてしまうことがあるからです。
たとえば、取引ツールが使いにくいと、狙ったタイミングで注文が出せずチャンスを逃したり、操作ミスで意図しない取引をしてしまうこともあります。
また、FX会社ごとに「スプレッド」と呼ばれる売買の差(手数料のようなもの)も違います。スプレッドが広いと、取引するたびに余計なコストがかかり、利益を圧迫してしまうんです。
だからこそ、自分のレベルや目的に合ったFX会社をしっかり選ぶことが、成功への第一歩になります。
各社のサービス内容を入念にチェック
自分のトレードスタイルに合ったFX会社を選ぶことはとても大切です。
なんとなくで選んでしまうと、思うように取引できなかったり、余計な損をしてしまうこともあります。
取引ツールの使いやすさや、スプレッドの広さ、少額取引が可能かどうか、サポート体制、デモトレードの有無などをよく比較して、自分にぴったりの会社を見つけましょう。
それが失敗を防ぐ大きな対策になります。
FX会社選びでチェックすべき項目を上げてみました。
・コスト(スプレッド・手数料)の安さ
・少額で始められるかどうか
・取引ツールが使いやすいか
・デモトレードが可能か
・スワップポイントが高水準か
・サポート体制が充実しているか
・セミナーを実施しているか
取引ツールの使いやすさについては、デモトレードで確かめられるよ!
迷ったら、スプレッドが安いFX会社を選ぶと、コストが安く抑えれるのでオススメです!
生活費を使ってしまう
生活費を使ってFXをするのは、大きな失敗につながる危険な行為です。
生活に必要なお金を使ってしまうと、心に大きなプレッシャーがかかってしまいます。
もし負けてお金を失えば、家賃や食費などの生活ができなくなってしまうため、不安や恐怖で冷静な判断ができなくなります。
そうなると、焦って間違った取引をしてしまい、大きな損をすることもあります。
FXは心の状態が結果に大きく関わる世界です。冷静さを失うようなお金の使い方は絶対に避けるべきです。
余裕資金のみFXに使う
FXに使うお金は、必ず「余裕資金」だけにしましょう。
余裕資金とは、生活に必要なお金とは別に、なくなっても困らないお金のことです。
このお金であれば、万が一失っても生活に影響が出ないので、冷静な判断ができます。
もしその余裕資金をすべて使い切ってしまったら、そこで無理せずトレードをやめる勇気も大切です。
そもそも、投資に回せるお金がない状態なら、FXはやるべきではありません。
無理な資金で始めても、うまくいかないことがほとんどだからです。
ちなみにFXをしていて余裕資金がなくなってしまうのは、トレードの仕方が悪いからです。
そんなときは一旦トレードから離れ、冷静になってなにを改善すべきなのか考えるようにしよう。
資金管理を怠る
FX初心者がよく失敗してしまう大きな理由のひとつは、資金管理がうまくできていないことです。
資金管理というのは、自分の持っているお金をどれだけ使うか、どこまで損しても大丈夫かをきちんと決めておくことです。
これがしっかりできていないと、リスクを考えずに取引をしているのと同じ状態になります。
たとえば、損切りができない人は特に危険です。
損切りとは、「これ以上損したら取引をやめる」と決めておくことですが、これをしないと、どんどんお金が減ってしまいます。
どこまでなら損しても大丈夫か(=許容リスク)を決めないまま取引を続けると、大きな損失になってしまうこともあります。
だからFXでは、資金をどう使うか、どこで損を止めるかを最初にしっかり考えておくことがとても大切です。
損失額は資金の2%以内にする
資金管理において重要なポイントは、次の4つ。
①許容リスク
②勝率
③ストップロス
④損益の比率
この中でも特に初心者におすすめなのが、「2%ルール」という資金管理の方法です。
これは、許容リスクをうまくコントロールするためのシンプルなルールです。
「2%ルール」とは、1回のトレードで損してもいい金額を、自分の全体の投資資金の2%以内におさえるという考え方です。
たとえば、10万円の資金があるなら、1回のトレードでの損失は最大でも2000円までにする、ということになります。
このルールは計算も簡単で、感情的になって大きな損を出すのを防いでくれるので、
FXを始めたばかりの人でも取り入れやすく、安全に取引を続けるためにとても役立ちます。
たとえば10万円の資金でトレードするなら、含み損が2千円になったら損切りを行うのです。
詳しくは下記の記事でも紹介しているので、あわせて読んでみてね。
高レバレッジによるトレード
FX初心者が高レバレッジで取引すると、失敗しやすくなります。
なぜなら、レバレッジが高いほど為替の少しの動きで大きな損失が出やすくなるからです。
少ない資金で大きな取引ができる反面、リスクも大きくなるため、初心者は低レバレッジでのトレードがおすすめです。
たとえば、下記はレバレッジごとの余力を示した表だが、レバレッジが高いほど余力が少なくなっているのがわかるでしょう。
*レバレッジは1~3倍が安全。最大でも10倍までに抑えましょう。
FXには、損失が大きくなりすぎたときに自動で取引が終わる「ロスカット」という仕組みがあります。
レバレッジを高くすると、少しの値動きで大きな損になりやすく、ロスカットされるリスクも高まります。
原則レバレッジは3倍まで
レバレッジは1〜3倍に抑えるのが基本です。
この範囲なら資金に余裕ができ、ロスカットのリスクも少なくなります。
どうしても高くしたい場合でも、最大でも10倍までにしましょう。
証拠金維持率が低い
証拠金維持率が低いままでトレードすると、失敗しやすくなります。
これはレバレッジとも関係していて、維持率が低いとロスカットされやすくなるからです。
証拠金維持率とは?
証拠金維持率とは、トレードを続けるためにどれだけ余裕があるかを表す割合のことです。
たとえば、今の資産がどれくらい増えたり減ったりしているか(=時価評価総額)と、トレードをするのに最低限必要な金額(=必要証拠金)を比べて計算します。
計算式は【証拠金維持率=時価評価総額 ÷ 必要証拠金 × 100】です。
この割合が高いほど、余裕を持ってトレードできていることになり、低くなるとロスカット(強制決済)される可能性が高くなるので注意が必要です。
上記の表で示している通り、レバレッジを高くすると証拠金維持率は低くなるのです。
証拠金維持率は250%以上を保つ
証拠金維持率は、常に250%以上を目指してトレードしましょう。
この水準を保てば、レバレッジは10倍以下に抑えられ、リスクの少ない取引ができます。
レバレッジが高いと損失も大きくなりやすいので注意が必要です。
また、多くのFX会社では、維持率が50%や100%を下回ると自動でロスカットされてしまいます。
証拠金維持率を高く保つことは、安全な取引のためにとても重要です。
会社別ロスカット基準
レバレッジ10倍なら証拠金維持率は250%、3倍なら833%が目安です。
レバレッジが高いほどリスクも上がるので、この数字を参考にリスク管理をしましょう。
感情に左右される
FX初心者によくあるのが、感情に流されて失敗することです。
たとえば、損をしたときに「取り返したい!」という気持ちから、
いつもより大きな金額で無理なトレードをしてしまうことがあります。冷静さを失い、
ムキになってしまうと、さらに損失が広がる原因になります。
感情的にならず、落ち着いて判断することが大切です。
休む勇気をつけよう
トレード中に「感情的になってるかも」と感じたら、思いきって休むのが大切です。
いったん距離をおいて冷静さを取り戻すことで、次の判断を正しく行えるようになります。
たとえば「その日に3回負けたらその日はもうやめる」など、自分ルールを作っておくと、
ムリなトレードを防げます。感情に振り回されないための工夫が、長く続けるコツです。
「休むも相場なり」という格言がある。
冷静に相場を見直すために休むことも大切なのです。
ギャンブルトレード
ギャンブルのようなトレードも、初心者によくある失敗のひとつです。
「なんとなく上がりそう」といった感覚だけで取引しても、安定して勝ち続けることはできません。
FXはたしかに「上がるか下がるか」の2択ですが、だからこそ簡単に感じてしまい、ギャンブル感覚になりやすいのです。
大切なのは、しっかりと根拠のある判断をすることです。
運任せのトレードだけで成功している投資家がいるのなら、俺も会ってみたいものです。
投資としての意識を!
FXは「投資なんだ」という意識を持つことがとても大切です。
実際に利益を出しているプロのトレーダーは、感覚ではなく、しっかりと相場の分析をしています。
分析をもとに勝てる可能性が高いタイミングで取引し、少しずつ利益を積み重ねているんです。
FXをする時は、必ず相場分析を行い、自信を持ってトレードできるときだけ動くようにしましょう。
ポジポジ病
FX初心者がやりがちな「ポジポジ病」には注意が必要です。
ポジポジ病とは、理由もなく何度もトレードしてしまう状態のこと。
これを続けると、根拠のない取引が増えてしまい、結果的に損失もどんどん大きくなります。
また、ポジションが多くなると管理も難しくなり、冷静な判断ができなくなります。
ムダなトレードを避けるためにも、「本当に必要なときだけトレードする」意識を持ちましょう。
我慢できる忍耐強さを身につける
どれだけ稼ぎたくても、チャンスが来るまではグッと我慢することが大切です。
FXは一気にお金を増やそうとするものではなく、コツコツと利益を積み重ねていくもの。
焦ってトレードしても、かえって失敗につながることが多いです。
成功している人ほど、チャンスが来るまでしっかり待ちます。
1回1回のトレードを大切にし、確実に勝てそうなときだけ動くようにしましょう。
トレードルールを作っていない
FXで失敗しないためには、自分なりのトレードルールを作ることがとても大切です。
ルールがないと、なぜ勝ったのか、なぜ負けたのかがわからず、同じ失敗を繰り返してしまいます。
トレードルールを決めておけば、資金の使い方やリスクのコントロールもしやすくなります。
感情に流されずに安定した取引をするためにも、しっかりとルールを作って守るようにしましょう。
マイルールを厳守する
FXでは、人に説明できるくらい明確なトレードルール(マイルール)を作ることが大切です。
ルールを決めたら、それをしっかり守って淡々とトレードしましょう。
たとえば、損切りや利確のポイントを決めていても、その場の流れで変えてしまっては意味がありません。
せっかく作った自分のルールを、感情で簡単に破ってしまわないように注意しましょう。
ルールを守り抜くことが、安定した結果につながります。
通貨ペアの特徴を知らない
トレードする通貨ペアの特徴を知らないと、思わぬ失敗につながります。
なぜなら、通貨ペアごとに動きやすい時間帯や、1日の値動きの幅が違うからです。
たとえば、米ドル/円に慣れている人がポンド/円に切り替えると、値動きの大きさに驚いてタイミングをうまくつかめなくなることがあります。
また、メジャー通貨は比較的安定していますが、マイナー通貨や高金利通貨は変動が激しくリスクも高いので、注意が必要です。
通貨ペアごとの特性を理解してからトレードしましょう。
通貨ペアの特徴を知り、扱いやすいものを選ぶ
まずは、通貨ペアごとの値動きの幅や、動きやすい時間帯をしっかり覚えましょう。
FX初心者は、値動きが比較的穏やかな日本時間の8時〜16時の間にトレードするのが安心です。
いきなり激しく動く時間帯に手を出すと、焦って判断を誤りやすくなります。
また、最初は安定性の高いメジャー通貨ペア(米ドル/円、ユーロ/円など)を選ぶのがオススメです。
誤った情報収集
FXでは正しい情報を集めることがとても大切ですが、間違った情報を信じてしまうと損をする原因になります。
というのも、世の中にはウソっぽい情報や、もう古くて使えない情報がたくさん出回っているからです。特にSNSやネット上にある情報の中には、実はFXで全然うまくいっていない人が書いたものも多くあります。
さらに、以前は効果があった方法でも、今の相場には合わず通用しないこともあるため、情報の新しさや信頼性を見極めることがとても重要です。
信頼できる情報のみ参考にする
情報を集めるときに大切なのは、「信頼できること」と「新しいこと」の2つです。
たとえば、実際にFXでしっかり利益を出しているトレーダーや、証券会社などのプロが発信する情報は、とても参考になります。
こういった専門家の情報は、現実の相場に合った内容が多いからです。
また、常に最新の情報をチェックすることで、これからのトレード戦略を立てやすくなり、チャンスを逃さずに動けるようになります。
トレードに根拠がない
「早くお金を稼ぎたい!」と焦って、何も考えずにトレードしてしまうと、かえって失敗しやすくなります。
なぜなら、そのトレードには「勝てる理由」や「根拠」がないからです。ただなんとなく取引をするのは、運に頼ることになってしまいます。
「とにかく数をこなせばそのうち当たる」と思う人もいるかもしれませんが、それでは効率も悪く、長く勝ち続けることはできません。
しっかりと根拠のある判断ができないままエントリーしてしまうと、それはもうギャンブルのようなトレードになってしまい、大切なお金を失うリスクが高まります。
勝てる根拠のないときはトレードを控える
勝てる理由や根拠が見つからないときは、無理にトレードをせず、いったんやめておくことが一番の対策です。
たとえテクニカル分析やファンダメンタルズ分析をしても、はっきりとした判断材料が出てこないなら、無理に動くべきではありません。
「チャンスがないときは休む」という冷静な判断ができることも、安定して勝つためにはとても大切なのです。
焦らず、確かな根拠が見つかるまで待つことが、結果的に成功への近道になります。
私も以前、ただなんとなく「上がりそう・下がりそう」と思ってトレードしたことがあります。
その結果、ことごとく予想が外れ、危うくロスカットされるところでした。
無駄な損失を出さないよう心がけてください。
ポジションを翌日や翌週に持ち越す
FXを始めたばかりの初心者には、ポジションを翌日や翌週まで持ち越すのはおすすめできません。
その理由は、寝ている間や土日のように市場が閉まっている時間に、大きなニュースや事件が起こると、為替レートが急に大きく動くことがあるからです。
もし急な値動きが起きても、その時間帯は取引ができず、対処することができません。
特に週末をまたぐと、2日間も何もできない時間があるため、その分リスクも高くなります。
初心者のうちは、できるだけその日のうちに取引を終わらせて、リスクを減らすことが大切です。
ポジションはその日のうちに決済
ポジションは、その日のうちに決済してしまうのが安心です。
そうすることで、持ち越したときに起こる予想外のニュースや事件による損失のリスクを減らすことができます。
また、1日ごとに自分のお金の動きを確認できるので、資金管理もしやすくなります。
FXでは、いつ何が起こるか予測するのはとても難しいです。
だからこそ、できるだけリスクを少なくすることが大事です。特に初心者は、無理をせず安全に取引することを心がけましょう。
ファンダメンタルズ分析をしない
テクニカル分析だけに頼ってトレードをすると、思わぬ失敗につながることがあります。
その理由は、テクニカル分析ではチャートの動きから未来を予測できますが、各国のニュースや政治家の発言など、突発的な出来事までは予測できないからです。
FXは国と国のお金を売買する取引なので、その国の景気や政治、経済指標の発表などが大きく影響します。
だからこそ、ファンダメンタルズ分析といって、経済やニュースの情報を読み取ることもとても大切なんです。
チャートの動きだけでなく、世界の流れも見ることで、より正確な判断ができるようになります。
各国の要人発言や経済指標などを欠かさずチェック
ファンダメンタルズ分析をするには、まず各国のニュースや経済指標、そして政府関係者などの発言をこまめにチェックすることが大切です。
たとえば、発表された経済指標が予想と大きく違った場合、それだけで為替が大きく動くことがあります。
特にアメリカの雇用統計の発表では、短時間で1円〜2円もレートが動くことがあり、とても影響力が強いです。
こうした情報をもとに相場の流れを読むファンダメンタルズ分析と、チャートを見て判断するテクニカル分析の両方を組み合わせることで、より正確に相場を予測できるようになりますよ。
損切りをしない
損切りをしないのは、初心者がよくやってしまう失敗の原因です。
なぜなら、損失を小さく抑えられず、どんどん広がってしまうからです。
予想と逆に相場が動いたまま放置すると、含み損が大きくなり取り返しがつかなくなることもあります。
損切りは、FXで生き残るための大事なルールです。
1回の失敗が大きくなると、それまで稼いだ利益も台無しになってしまので気をつけよう。
損切りポイントを決めたら徹底する
損切りは、あらかじめポイントを決めておき、必ず守ることが大切です。
おすすめは「2%ルール」です。これは、自分の資金の2%以上の損失を出さないようにする方法です。
たとえば資金が100万円なら、1回の損切りは2万円までにします。
もしポジションを複数持っているなら、含み損の合計が2万円になった時点で全部決済しましょう。
ルールを守ることで、大きな損失を防げます。
損切りで決済するときは、逆指値注文を入れておくと便利です。
利確タイミングが早い
利益を早く確定しすぎると、結果的に失敗につながることがあります。
なぜなら、利益が小さいのに損失が大きくなってしまい、トータルで負けてしまう可能性があるからです。
FXで安定して勝つには、「損は小さく、利益は大きく」という『損小利大』の考え方が重要です。
利確を急ぎすぎると、反対に「損は大きく、利益は小さい」=『損大利小』になり、勝ちにくいトレードになってしまいます。
利益はできるだけ伸ばしてから決済
利益はできるだけ伸ばしてから決済するようにしましょう。
FXでは、すべてのトレードで勝つ必要はありません。
むしろ、負けるときは小さく、勝つときに大きく取ることが大切です。
この「小さく負けて大きく勝つ」トレードを積み重ねていけば、トータルでしっかり利益を出すことができます。
焦らず、チャンスを最大限に活かす意識を持ちましょう。
得意なテクニカルを持っていない
自分に合ったテクニカル分析の方法を持っていないと、失敗しやすくなります。
理由は、相場の分析に時間がかかったり、売買の判断があいまいになってしまうからです。
テクニカル指標にはいろいろな種類がありますが、すべてを使う必要はありません。
大切なのは、自分に合っていて使いやすいものを見つけることです。
実際に利益を出しているトレーダーは、みんな自分と相性の良いテクニカルを見つけて、それを軸に取引しています。
テクニカル指標の使い方を学び、自分に合ったものを使う
いろいろなテクニカル指標の使い方を学んで、自分にとって一番使いやすいものを見つけましょう。
どの指標が自分に合っているかは、実際に使ってみないと分からないので、デモトレードで検証するのがおすすめです。
また、エントリーせずにチャートに指標を表示して分析するだけなら、本番口座でもお金はかかりません。
気軽に試して、自分のスタイルを見つけていきましょう。
画面に表示させるテクニカル指標は、2~3つほどにすると良いです。
たくさん表示させると、かえって画面が見にくくなってしまいます。
海外口座を使う
FX初心者が海外口座を使うのは、とても危険です。
その理由は、海外口座はトラブルが多く、信頼性が低い場合があるからです。
よくあるのが「出金できない」という問題です。せっかく利益を出しても、出金を拒否されたり、急に口座を凍結されてしまうこともあります。
安心して取引を続けるためにも、初心者のうちは国内の信頼できる口座を使うのが安全です。
国内のFX会社で口座開設しよう
FXを始めるなら、国内のFX会社で口座を開設するのが安心です。
国内業者は金融庁の許可を受けているため、信頼性が高く、安全に利用できます。
入出金もスムーズで、出金拒否の心配もほとんどありません。
さらに、取引ツールが高性能で使いやすく、スプレッド(取引コスト)も低めなので、海外業者よりもメリットが多いです。初心者はまず国内業者から始めるのがおすすめです。
国内のFX会社で安心・安全にFXを行いましょう
取引ツール詐欺に遭う
取引ツールを使う際は、詐欺に十分注意しましょう。
一度詐欺にあってしまうと、利益どころかお金が戻ってこないケースもあります。
特に気をつけたいのが、SNSなどで個人が販売している有料ツールです。こういったものには、自動で売買する「自動売買ツール」が多く含まれていますが、実際にはトラブルが多く、金融庁も注意喚起を出しています。
「簡単に儲かる」といった甘い言葉には気をつけて、信頼できる情報だけを選ぶようにしましょう。
怪しい勧誘は一切受けない
TwitterのDMでツールの勧誘を受けたことがありますが、少しでも怪しいと思ったら相手にしないのが一番です
万が一詐欺の被害に遭ったら、下記の対応をしてください。
- 金融庁・警察に相談する
- 消費生活センターに相談する
- 弁護士に相談する
消費者ホットライン「188」に電話をかければ、最寄りの消費生活センターに繋がるよ!
5ステップで失敗しない!FX初心者の始め方

次に、FX初心者が失敗しないための始め方を5ステップで紹介します。
①FXの知識を学ぶ
②使いやすいFX会社を選ぶ
③デモトレードで練習
④少額で始める
⑤損小利大を徹底する
この順序でFXを始めれば失敗を避けることができるので、実践に取り入れてみてください。
FXの知識を学ぶ
FXを始める前に、まずはしっかりと知識を身につけることがとても大切です。
あらかじめ勉強しておくことで、専門用語の意味が理解しやすくなり、チャートの見方やツールの使い方、注文の出し方、相場を分析する方法などもスムーズに覚えられます。事前に知識を持っていると、
実際の取引を始めたときに焦らずに対応できるようになります。
まずは基本をしっかり押さえておきましょう。
覚えておいたほうが良い基礎知識
- FXの仕組み
- 専門用語の意味
- 通貨の特徴
- 分析方法
- 注文方法
信頼できるインターネットサイトや書籍、FX会社のセミナーなどで、勉強を始めましょう。
使いやすいFX会社を選ぶ使いやすいFX会社を選ぶ
次は、自分に合ったFX会社で口座を開設しましょう。
資金の額や取引スタイル、1回の取引量、手数料の安さなどを比べて、自分にとって使いやすい会社を選ぶことが大切です。
システムの強さや自己資本規制比率の高さ(財務状況の良し悪し)など、口コミや公式HPでFX会社の安全性も確認すると良い。
後で初心者向けのFX会社も紹介しますので、参考にしてみてください。
デモトレードで練習
自分に合ったFX会社で口座を作ったら、次はトレードの練習をしましょう。
本番の取引で焦らないように、事前にデモトレードでしっかり練習するのが大切です。
デモトレードでは、実際のチャートと同じような動きを見ながら、仮想の資金で取引ができます。
緊張感は少ないですが、ツールの使い方や注文方法を実際に操作しながら覚えられるので、初心者にはとても役立ちます。
少額で始める
ある程度デモトレードで練習したら、少額から本番のトレードを始めましょう。
デモだけでは実際にお金は増えないので、少しずつ実践に進むことが大切です。
最初は1,000通貨単位以下で取引できる口座を使えば、リスクを抑えて始められます。
無理をせず、少額から少しずつFXに慣れていきましょう。
損小利大を徹底する
たとえ少額でのトレードでも、「損小利大」を意識することが大切です。
小さな利益でもコツコツ積み重ねれば、大きな結果につながります。
そのためには、前にも出てきた資金管理やリスク管理がとても重要です。
少額トレードでも気を抜かず、しっかりと管理を行い、最終的にトータルでプラスを出せる投資家を目指しましょう。
初心者におすすめの失敗しない勉強法

初心者がまず行うべきなのがFXについて勉強することですが、その方法は大きく分けて3つあります。
FXの勉強方法
- 書籍を読む
- FX会社のセミナーに参加する
- サイトやブログを読む
これらの勉強方法の中には、注意しなければならない点もあるので、ひとつずつ詳しく解説していきます。
書籍を読む
書籍を読むのは、FXの基本を学ぶための定番で効果的な方法です。
正確な情報が多く、教科書のように使えるのが大きなメリットです。
入門から実践まで幅広く学べるので、自分のレベルに合った本を選べます。
ただし、内容が難しい本もあるため、初心者は読みやすさにも気をつけて選びましょう。
FX会社のセミナーに参加する
FX会社が開催するセミナーに参加するのもおすすめです。
専門家から直接話を聞けるので、プロの知識をわかりやすく学べます。
最近は会場だけでなくオンライン開催も多く、気軽に参加できるのが魅力です。
また、過去のセミナーがYouTubeで見られることもあるので、動画での勉強にも活用できます。
ただし、すべてのFX会社でセミナーを実施しているわけではない。
サイトやブログを読む
FXについては、専門サイトやブログを使って学ぶこともできます。
今ではネット上にたくさんのFX情報があるので、気軽に知識を得られるのがメリットです。
ただし、情報の信頼性には注意が必要です。
特に大切なのは、①誰が書いているか、②その内容に根拠があるか、③最新の情報かどうか、この3つをチェックして信頼できる情報だけを参考にしましょう。
・実際にFXをしているトレーダーが書いているか
・為替の専門家による監修を受けているか
・情報の更新頻度は高いか
少額口座で失敗回避!初心者向けFX会社3選
業界最小!1通貨(ドル/円なら6円)から取引可能「松井証券」

・業界最小!1通貨単位(ドル/円なら6円)から取引OK
・手数料無料で少額でも低コスト取引が可能!
・もちろんスプレッドは業界最挟水準で提供中!
創業100年の総合ネット証券会社「松井証券」がついにFXを始めました!
1通貨単位から取引できるので、少額で始めたい人にぴったりの口座です。
さらに、小ロット取引で手数料がかかる会社も多い中、松井証券では手数料が一切かからないのも大きな魅力。
レバレッジも「1倍」「5倍」「10倍」「25倍」から選べるため、初心者でも無理のない資金管理がしやすいのがポイントです。
低コスト・使いやすさ抜群!デイトレに最適
低コスト・使いやすさ抜群!デイトレに最適「GMOクリック証券」

・米ドル円0.2銭(原則固定)全通貨ペア業界最小水準のスプレッド
・スマホ・PCのどちらも使いやすさ抜群の高性能な取引ツール
・1クリックで即時注文できるスピード注文があるからチャンスを逃さない
業界最小クラスのスプレッドに加え、各種手数料が無料なので、低コストで安心して取引できます。
取引回数が多い人にもおすすめです。
スマホでもPCでも使いやすい取引ツールが用意されていて、操作もシンプルなので初心者でも迷わず使えます。
特にスピード注文機能はすばやく売買できるため、デイトレードにぴったりの便利なツールです。
低コスト!GMOインターネットグループのFX会社「GMO外貨」

・取引通貨単位は「1000通貨」ドル円なら約5000円から取引OK
・業界最狭水準のスプレッドを提供中!
・スマホアプリが使いやすい!
GMOインターネットグループのFX会社なので、信頼性が高く安心して取引ができます。
さらに、チャート機能も充実しており、操作がしやすいのが特徴。
オシレーター系指標にも描画ができるため、テクニカル分析を重視する人にも使いやすい優れたツールです。
本当にアプリは一番使いやすい!
PCツールはブラウザ・アプリのどちらも用意されています。
FX初心者の失敗とその対策 まとめ

この記事で紹介した、FX初心者が失敗しやすい理由とその対策をしっかり理解し、
実践に取り入れることで、大きな損失を避けながら少しずつ利益を出せるようになります。
それでは最後に、今回の内容を簡単に振り返ってみましょう。
・まずはFXの知識を学ぼう
・使いやすいFX会社を選ぼう
・デモトレードで練習しよう
・本番は少額から始めよう
・資金管理・リスク管理を徹底しよう
初心者向けの少額講座
- GMO外貨
- 外為ドットコム
- LIGHT FX
最初から、すべてのトレードで勝っている投資家はいません。
FXは失敗と改善を繰り返しながら、上達していくものです。
ぜひ根気強く、勝ち組トレーダーを目指してくださいね。
FX初心者の失敗とその対策 Q&A

Q、FX初心者の失敗例を教えて!
A、FX初心者にありがちな失敗は、下記のように様々です。
・FXの勉強をしない
・高レバレッジによるトレード
・ポジポジ病
・誤った情報収集
・損切りをしない
この記事では、FX初心者のよくある失敗20個とその対策を紹介しています。
これから始める方は、ぜひあわせてチェックしてみてください。
【詳しくは、記事内の「FX初心者の失敗20選とその対策」で解説しています。】
Q、どうやって始めれば失敗しない?
A、FX初心者が失敗しないためには、次の5ステップで始めるとよいでしょう。
・FXの知識を学ぶ
・使いやすいFX会社を選ぶ
・デモトレードで練習
・少額で始める
・損小利大を徹底する
この順序でFXを始めれば失敗を避けることができるので、実践に取り入れてみてくださいね。
【詳しくは、記事内の「5ステップで失敗しない!FX初心者の始め方」で解説しています。】
Q、失敗しにくい口座はあるの?
A、自分に合った口座を選ぶのが失敗しないためには大切です。
当サイトでは、少額で始められることや手数料の安さ、ツールの使いやすさなどを考慮して、初心者向け口座を下記の3社に厳選してみました。
・GMO外貨
・外為どっとコム
・LIGHT FX
【詳しくは、記事内の「少額口座で失敗回避!初心者向けFX会社3選」で解説しています。】
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